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平治煎餅本店のおひなさん [日記]

2月27日、所用で三重県津市に行ってきました。
そのついでに大門(だいたて)商店街を散歩したのですが、町おこしの一環でしょうか、各店舗のショーウインドウにひな飾りが展示されていました。
一口にひな飾りと言っても各家庭毎に特色があるもんですね。
同じ商店街内という狭い範囲なのに色んな種類のひな飾りが見られました。(展示は3月3日まで)

その中でも特に異彩を放っていたのは、平治煎餅本店のこれ!
商品とイベントをうまくミックスさせていると思いました。
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平治煎餅本店の外観。
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▽平治煎餅本店
http://www.heijisenbei.com/index.html

▽あいにくのお天気ですが|平治煎餅本店 店主ブログ
http://ameblo.jp/1maidemosenbei/entry-10815817062.html

ところで、みなさんは阿漕平治の物語をご存じですか?
要約すると、病気の母と2人暮らしの平治は母の病気に効くと言われるヤガラを獲るため、やむなく禁漁区であった阿漕浦で密漁しては母にヤガラを与えていた。ある時、浜に忘れた笠から足がつき、捉えられた平治は簀巻きにされて阿漕浦に沈められてしまう・・・。という悲しいお話です。

平治煎餅はその笠をかたどったお煎餅です。
また、「そんなアコギな・・」のアコギの語源はこの物語から来ています。

「アコギ」については、僕的には「非情/無慈悲」というようなニュアンスで捉えていましたが、大辞林によるとそれだけでも無いみたいです。

あこぎ【阿漕】の意味 - 大辞林
1 しつこく、ずうずうしいこと。義理人情に欠けあくどいこと。特に、無慈悲に金品をむさぼること。また、そのさま。「―な商売」「―なまねをする」
2 たび重なること。
「阿漕のあまの―にも過ぎにし方を思ひ出でて」〈浄・丹波与作〉

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